養鶏場には開放型のものと密閉型のものがあります。
開放型は住宅地の密集していない山中が多いようです。これは周辺住民に迷惑をかけないため必然的にそうなります。
何が迷惑なのか。1つは臭いです。鶏糞の臭いが風に乗り周辺に悪臭をばら撒くからです。2つ目は害虫の発生です。特にハエとネズミです。
3つ目は鶏の鳴き声です。
こうしたことから山中へ移動する養鶏業者が増えてくるのです。
一方、密閉型はコンクリートで覆われたビルのような養鶏場です。
こちらは開放型と比べ臭いや害虫そして鳴き声の対策は出来ています。
とはいっても万全とは言い切れませんが。
密閉型は外部からの影響はあまり受けませんので鶏インフルエンザの影響も少なくなります。
この密閉型の養鶏場は以外に住宅地付近にもみられます。住民への迷惑対策が功を奏したことになります。
ここで取られている対策に臭いの問題がありました。
密閉型といっても万策ではないため殺菌や消臭をしています。
このとき、どのような殺菌や消臭をするかといえば、鶏に悪影響を与えないことが必要となります。強い殺菌剤や消臭剤は鶏に悪影響を与え作業者にも影響しますので、使う薬品が問題になります。又、消費者のことを考えれば当然です。
ここで最近使用され始めたのがバイオです。
いわゆる、自然界の有用バイオを使うわけです。
このバイオを空中噴霧・空間噴霧とも言いますが噴霧するのです。
このバイオは、悪臭の元となる有機物を餌として分解します。悪臭の元である鶏糞を減少させ発酵を促進します。バイオは有機物を酵素によって分解し体内に取り込みます。この分解力を利用しています。
これによって臭いは極端に抑えられ鶏糞も良質の堆肥へと変化します。
更に、空中に漂ういわゆる悪玉菌なども餌にするため自然に殺菌しているのです。
養鶏の飲料水としても利用され鶏の寿命が延びた。卵の質が向上した。鶏の肉質がアップしたなどの報告がされています。
これは、鶏がこのバイオを摂取することで鶏の健康管理まで向上させているということになります。
養鶏業者には一石二鳥といったところでしょうか。いや、一石五鳥も六鳥にもなています。
つまり、開放型であってもこの方法を取り入れることは可能なのです。
鶏の健康管理こそが逆に経費対策、に繋がっているように思えます。
目先の利益より信頼される養鶏業者。これが生き延びる万策ではないでしょうか。このことが利益を上げる唯一の方法と考えます。
全ては自然が起こしたことと言い逃れは出来ません。
これによって自分の首を絞めることになりかねないからです。
消費者へ、より安全なものを提供することは、消費者の健康をも保障するものです。つまり、消費者の命を預かっているのが生産者です。
先般問題になった不二家や雪印の二の舞を養鶏業者にも多少似た部分を感じてしまいました。(スミマセン)
頑張れ!養鶏業者!私は卵が大好きです。鶏肉も大好きです。

